（一）輸入通関の手続き

1.貨物を輸入するときは、税関に輸入申告をして許可を受ける。この手続きを通関と呼ぶ。申告に必要な書類は、輸入（納税）申告書、インボイス、包装明細書（Packing List）、原産地証明書、I/L（Import Licence）などである。輸出報告書と同様、輸入報告書も不要になった。関税の確定や納付などの手続きはオンラインでできるようになっている。

書類審査や必要の場合の現品検査などにパスすれば、納付書が申告者に返還され、関税を納付すると輸入申告書の1通に許可の旨の表示がなされ、輸入許可書が取得できる。

2.輸入許可書（Import Permit）：貨物を輸入するには、税関の許可を受けなくてはならない。輸入申告書（Import Declaration）に品名、数量、価格、関税、消費税、原産地、船名などを記載し、仕入書（Invoice）、包装明細書（Packing List）などを添付して提出すると、通関審査が行われ、関税を納付後、税関が許可印を押して輸入許可書として返却される。 (www.daowen.com)

（二）輸出通関の手続き

1.輸出貨物の通関手続きは、保税地域への搬入から始まる。通関前に検量を受け、税関に輸出申告し輸出許可を受ける。輸出許可は船積許可書でもある。

2.輸出許可書（Export Permit）：貨物を輸出するには、税関に申告し、許可を受けなくてはならない。輸出申告書に輸出者名、品目、数量、価格などを記載して税関に提出すると、税関が審査を行い輸出申告書に許可印を押して、輸出許可書として返却される。