品物の納期は取引双方に極めて重要な意味を持っている。買い手も売り手も納期に合わせて商活動を行うが、特に買い手にとって季節商品がその販売シーズンに遅れると重大問題となる。つまり、納期通りに荷渡しできなかったら、双方とも重大な損失を受けかねない。そこで、契約書に納期を必ず明記するものである。

契約商品の受渡しといった場合、① 受渡し場所、② 受渡し方法、③ 納期の3つの要素が考えられる。受渡し場所はFOB YokohamaやCIF Londonのように表す。受渡し方法とは、包装、荷姿と輸送手段であるが、一般的には包装、荷姿はPackingという別項目で規定する。Deliveryまたは Shipmentとは納期を指すと理解してよい。

船積期日（Time of Shipment）、分割積み（Partial shippents）、積替え（Transhipment）を含めて国際取引において、納期とは船積期日のことである。船荷証券の日付が船積期日を立証する手段である。国内取引では「買主指定倉庫搬入期日」を納期とすることは普通であるが、国際取引で「仕向港到着期日」を納期とはしない。船積期限の決め方としては、信用状受取り後3ヶ月以内といった表現が一般的である。月単位ではなく日数単位もある。(www.daowen.com)

「納期」とは、船積みと受渡しに分かれている。通常売主·買主ともに輸出地の港（または空港）で船（または航空機）に積んだ時をもって納入時期とみなして契約するのが大部分である。これを「船積期限」（Time of Shipment）と呼ぶ。