オファーとは相手と契約を結びたい旨の表示だということである。オファーをする人を申込者、オファーを受ける人を被申込者と言う。売主からの売りオファーもあれば買主からの買いオファーもある。しかし、実務上は、売り申込みを指す場合が一般的である。輸出取引では、外国のバイヤーに対して見積書、カタログ、サンプルなどを送付し、いかにして契約をまとめるかがポイントであり、この申込みを通常、オファーと言う。
オファーをする時は一般に口頭でも書面でもでき、その内容は商品の品質・規格・数量・納期・決済方式などである。オファーにはつぎのようなファーム・オファーとフリー・オファーがある。
(一)ファーム・オファー(Firm Offer)
ファーム・オファーは一旦出すと法的効力をもつオファーであり、任意に取り消しや変更ができない。だから、ファーム・オファーを取引相手に出すということは商業活動でもあり法的行為でもある。(www.daowen.com)
又、ファーム・オファー書には必ず有効期限が明記される。例えば、×月×日までとか、何日間以内とか、その期限が来たとき、オファーは効力を失う。通常、相手からの引合いを受け、それに基づいてオファーするのであるが、引合いを受けてからといってすぐにオファーを出さずに、必ずその有効期間内に十分検討した上で出すべきである。
(二)フリー・オファー(Free Offer)
フリー・オファーは不確定オファーで法的効力がなく、変更できる上に有効期限も記入されない。通常、買い手が引合いに応じて出すのは殆どフリー・オファーである。そして、最後に「こちらの最終確認を条件とする」という一文をオファー書に書き入れて自分の最終決定権をアピールすることが多い。
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